メディカルアロマという言葉をご存知ですか?
アロマオイルは単にリラックス効果があるだけでなく、病気の治療などにも効果があるという研究がされています。
アロマオイルはいわゆる西洋の漢方薬のようなもので、昔から食品の保存や病気の予防などの民間療法として用いられてきました。
簡単正しい使い方で、良い香りをたのしみましょう
アロマオイルはなぜ良い効果を発揮するの?
アロマオイルの香りの成分には複数の芳香成分が含まれています。
鼻の奥にある鼻毛(きゅうもう)が香りを感知すると、脳の中で自律神経やホルモンや免疫をつかさどる部分に伝わります。
また、香りを吸うことで肺から血液をとおして各内臓に刺激を働きかけます。
抗菌効果のあるものでは、喉の殺菌などで風邪予防になります。
芳香成分は非常に小さい分子のため、薄めたアロマオイルを塗ることで、皮膚からも吸収され皮膚だけでなく血液に取り込まれて、全身に作用します。
また、防虫効果があるもの(虫の嫌いな臭いのするもの)なども、日常生活で上手に使うことが出来ます。
アロマオイルの使い方
アロマポット
広範囲、長時間にわたって香りを漂わせることが出来ます。
スチーマー付きのものデザイン性の高いものなど、様々なものがあります。
ハンカチ
ハンカチにアロマオイルを1.2滴染み込ませておく使い方です。
シーンを問わず香りを楽しめるので便利ですね。
アロマストーン
形も様々でレリーフのようになっているものもあります。
数滴のアロマオイルを垂らすと香りが持続します。
オイル毎にストーンを変えた方が良いでしょう。
キャリアオイルと混ぜて使う
肌のトラブルなどにはキャリアオイルに適量のアロマオイルを混ぜて使います。
さっぱりしたものから、こってりしたものまで色々ありますので、キャリアオイルは自分の肌に合うものを選びましょう。
薄めて使う
スプレーなどに入れて気楽に使うことが出来ます。
体臭が気になる方、ほんのりした香りを感じたい方におすすめです。
お風呂などお湯に数滴垂らすのも効果的です。
半身浴や足湯にも良いです。
石鹸なども、衣類の収納に入れておくとほんのり香って心地よいです。
シーン別で役立つアロマの種類
まずはサンプルの香りを嗅いで、心地良いと思うかどうかが大事です。
嫌な香りだなと思うものを取り入れても続きません。
アロマオイルは使用期限のあるものですから、必要なものを必要なだけ常備しておくと良いです。
風邪の季節には、アロマオイルの中の強力な抗菌作用をもつティーツリーを使います。
無水エタノールと精製水で薄めてスプレーなどにすると、除菌スプレーとしても使えます。
生理痛や更年期障害などはホルモンの乱れを整え、リラックス効果があるもので鎮静作用が得られます。
生理前はベルガモット、生理中はイランイランなどを使います。
便秘には、スィートセンネル、スィートマジョラム、カモミールローマンなどをキャリアオイルで薄めたものでマッサージすると効果的です。
肩こりなどにも、心地良いオイルでのマッサージが効果的です。
アロマオイルトリートメント
花粉症の場合は、お湯をはった洗面器に抗炎症効果のあるカモミールジャーマンのエッセンシャルオイルを1滴おとし、目を閉じて立ち上る湯気を5分程吸入するとスッキリします。
にきび、水虫、乾燥、日焼けなどの皮膚のトラブルには、抗菌効果のティーツリーや、保湿効果のあるサンダルウッドをキャリアオイルで薄めて使います。
保湿効果のあるキャリアオイルを使うとより効果的です。
なんとなく気分が晴れないなどストレスが強い時は、好きな香りでリラックスしましょう。
ラベンダー、ローズ、ユーカリ、ベルガモット、イランイランなどは人気の高いアロマオイルです。
アロマポットなどで長時間使うのが良いです。
アロマオイルの香りは脳に直接働きかけて、気分を沈静化したり、逆に刺激してやる気を引き出したり出来ます。
不眠には、ラベンダー、スィートマジョラム、カモミールローマン、ベルガモットなどをアロマポットを使って称します。
冷え症のかたは、お風呂にローズマリー、スィートマジョラム、ジュニパーベリーなどを数滴入れて良くかき混ぜます。
胃腸が悪い時はペパーミントがオススメです。