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足の指の痛み・腫れ 症状と治療法は?

突然、足の指の付け根が腫れ痛み出した。

それは痛風の初期症状の疑いが濃厚です。

内科を受診して治療を始めることが必要です。

長い付き合いになる病気ですが、日常生活の見なおして痛みや症状の進行をコントロールできる病気です。

医師の指示に従って、長く治療を継続しましょう。

痛み・腫れの原因について

足の指が腫れてひどい痛みを伴う病気として有名なのが痛風です。

しかし、この足の指の腫れや痛みは痛風発作という、痛風の症状の一部でしかありません。

痛風は、からだに「尿素」という物質が異常に溜まったことが原因の、からだ全体の病気です。

この状態が長期間続くと、尿素はからだの中に沈着し害を及ぼすようになります。

足の指の腫れ、痛みは強いので、「痛みがないから治った」と思いがちですが、気が付かないうちに内蔵も蝕まれていくことがあります。

痛風の症状を画像を使って紹介

足の指でわかる初期症状・本格化した場合の症状

痛風の発症年齢は若年化しています。
まだ若いからと思わずに、足の指に腫れや痛みが出たら痛風を疑いましょう。
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突然、足の付け根の関節等が赤く腫れて激しく痛み出します。
7割以上が、足の親指の付け根の片方に痛みや腫れが出ます。

他にも足首やくるぶし、手指の付け根や手首という症例もあります。

足の指に痛みや腫れが出ると、歩行が困難なほどになります。
これを痛風発作といいます。
1~2週間で収まりますが、半年から1年後に同じような発作が起きます。

痛風発作を繰り返しているうちに、発作の間隔が短くなり、重症化します。
足以外の部分にも痛みや腫れが出るようになります。

放置すると内臓も侵されて、腎結節などになってしまいます。

痛風の主な治療法

痛風は、体内での尿酸の産生を抑え、尿酸の排出を促し尿酸値を下げるための生活習慣を心がることでコントロールできる病気です。

まずは摂取カロリーを抑え、多種類の食品をバランスよく少しずつ食べるという、生活習慣病全般に言える食事療法が基本です。
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次に、尿素を作るプリン体が多い食べ物を控えます。

例えば、レバーなどの内臓、カツオ、マグロ、イワシ、サンマ、明太子、牡蠣、ウニ、カニ、エビ、昆布やしいたけなどの乾物類などです。
肉類や、魚類の内臓に近い部分に多く含まれています。

まったく食べないのは困難ですが、プリン体は溶け出しやすいので、食材を茹でこぼしてから調理するとプリン体を減らすことが出来ます。

一例をあげると、豚肉を食べるならしゃぶしゃぶにするなどといった工夫です。

ここで、気をつけるのが麺類の汁や、煮物の煮汁です。
溶け出したプリン体がたっぷり含まれているので、麺類の汁は飲まないようにします。

尿酸を下げる効果があるとされる食品には、いちごやブルーベリー、さくらんぼなどがあります。

食べ過ぎない程度に食事に取り入れましょう。

また、 乳製品は原料の牛乳にプリン体があまり含まれず、タンパク源ともなるので、食事療法メニューに取り入れると良い食材です。

また、尿酸を排出するために、水分を多く摂ることも必要です。
1日2リットルを目安にミネラルウォーターを飲んで下さい。

清涼飲料水やアルコールは当然避けて下さい。

薬を使う場合は、初期症状では痛みのコントロールとして鎮痛剤を用います。
痛みが収まると尿酸をできにくくする薬(アロプリノール)と、尿の中へ尿酸を追い出しやすくする薬(ベンズブロマロン、プロベネシド)などを使いますが、長期間、場合によっては一生のみ続けることになります。

予防法

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バランスの良い食事、水分補給、適度な運動などを心がけて下さい。

基本は、食事療法で取られているのと同様のバランスの良い食事やプリン体の吸収率の高いビールを控えることになります。

アルコールがどうしても欲しい時は洋酒をごく少量にしておつまみを控えるなどの注意をします。

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