子供の指に出来たささくれは、とても痛そうで可愛そうですよね。
子供はどうしても無意識にささくれを噛んで傷を広げてしまったりすることもあります。
ささくれが発生する原因をしって、ささくれを予防してあげられる方法がないか考えます。
子供のささくれの原因
ささくれは、爪を囲んでいる皮膚が切れたり裂けたりしてしまう症状です。
ささくれの原因は、水分と皮脂の不足です。
特に子供は大人に比べて皮脂膜が発達していないことが多く、乾燥しやすい傾向にあります。
さらに、冬になると空気が乾燥し、水分と皮脂が奪われるので、ひどくなる傾向にあります。
ほぼ体質的なものなので、日頃から乾燥がちな子供には注意が必要です。
また、栄養不足が原因になることもあります。
良質なタンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養のバランスに注意しましょう。
赤ちゃんの場合は指しゃぶりが原因のこともあります。
強く吸い過ぎるために、指に過剰な刺激を与えてしまっていることが原因です。
また、子供はささくれの皮を剥いたり噛んだりということが多く、炎症を起こしたり化膿してしまったりということがあります。
子供のささくれの予防法
まずは充分な保湿です。
香料などの入っていない、自然派のハンドクリームなどで乾燥した部分を保護します。
皮膚を清潔に保つために指先までしっかりと洗い、洗った後は乾燥を避けるためにしっかりと水分を拭き取ります。
子供が1人の時も出来るように、自分でやらせることが大切ですが、最後のチェックをやってあげましょう。
また、よる寝る前にハンドクリームを塗って上げながらささくれができていないかチェックするのも、ささくれの悪化を防ぎます。
コミュニケーションの時間としても利用しましょう。
バランスのとれた食事も重要です。
まずは良質なタンパク質。
コラーゲンの多い鶏の手羽先や、牛スジなども最適です。
ビタミンCで吸収率をアップさせましょう。
また、皮膚の新陳代謝を活発にするビタミンAも重要です。
うなぎやレバー、かぼちゃ、ほうれん草、にんじんなど色の濃い野菜に多く含まれます。
血行を改善するビタミンEも有効です。アーモンドやいわしなどに多く含まれます。
赤ちゃんの指しゃぶりが原因のささくれは、締め付け感のないミトンを手にはめたり、おしゃぶりなどで代用させると防止できます。
ささくれ防止のハンドケア【テルメ・フェリーチェ代官山 by BioTimeチャンネル】
子供のささくれが悪化しないための対処法
ささくれが出来てしまった場合、化膿を防ぐために傷にならないようにします。
ささくれ部分を引っ掛けて傷になることがないように、ハサミや爪切りなどでカットし、消毒してから液体絆創膏などで保護します。
液体絆創膏は指先のように取れやすい場所に最適ですし、蒸れがないのでささくれに最適です。
コロスキン、サカムケアなどの商品があります。
また、細菌が入らないように、泥遊びなどは控えましょう。
寝ている間に引っ掻いてしまうようなら、シルクの手袋などを付けると保湿にもなります。
化膿してしまったら、皮膚科に行って処置を受けましょう。