ストレートネックって知っていますか?
首の骨は本来湾曲しているものなのですが、うつむくことが多い現代人は、この湾曲がまっすぐになってしまう傾向にあります。
タオル枕などを使った治し方について紹介します。
ストレートネックになる原因
慢性的な 頭痛、首の痛み、肩こり、上が向きにくい、めまい、吐き気などに悩む人はストレートネックである可能性が高いです。
頚椎(首の骨)の前湾角度は正常なら30から40度ですが、ストレートネックでは30度以下になっています。
慢性的なうつむき姿勢を取ることにより、首の生理的なカーブが失われてしまう状態です。
長時間のパソコン作業やスマートフォンを一時間以上続けて見ている人などは要注意。
椅子に座る時は、背骨が綺麗なS字をえがくようにします。
目線はやや斜め下で、軽く顎を引きます。
足を組むのは絶対にダメです。
また、バレエなどで過度な姿勢矯正を行った結果、首の自然なアーチが失われ、まっすぐになるだけでなく、首が逆カーブになってしまう場合もあります。
また、ストレートネックの人の多くが、足首から骨盤に歪みが発生しています。
普段からストレッチなどをして、猫背にならないように全身の筋肉を上手に使いましょう。
ストレートネックに効く枕はどんなもの?
低め、適度な硬さ、仰向けで寝た時に首が前に曲がらないものが良いと言われます。
横向きの時は、頭が沈んで首傾かない硬さも重要です。
ストレートネックの人は仰向けで寝ると、真っ直ぐな首が伸ばされて痛いので、無意識にうつぶせを選んでいる人が多いようです。
人間は、脚を組んだし、頬杖をついたり、骨格に負担がかかる姿勢がリラックスした姿勢となる傾向があり、寝ている時もらくな姿勢を選んだ結果首に負担がかかっているということになりがちです。
基本的に、良い枕とは楽に寝返りがうてる枕のことです。
そのためには高さが重要です。
仰向けに寝て胸の前で手を組み、ひざを立てて楽に寝返り出来るか確認します。
しかし、寝返りを打つと自然に骨格には悪いけどリラックスできる寝方になってしまます。
そこで、寝返りを打っても変形しない安眠枕やストレートネック用の枕が市販されています。
価格は1万円代と高く、また自分にピッタリとは限りません。
タオル枕の作り方
バスタオルを2枚用意して縦折りします。
横方向に一枚を置いた上に縦方向にT字に重ねます。
下からクルクルと巻きます。
両脇を幅の1/3位になるように折りたたみます。
下から丸めた部分をもう半回転させて左右から折りたたんだ部分に乗せます。
崩れないように裏返します。
これで、丸い部分の高さは握りこぶし1つ分くらい、平坦な部分が指三本分くらいの枕になります。
硬さなどはタオルの材質、大きさ、巻きの強さなどで変わります。
自分の体にあったものを試行錯誤して作りましょう。
既にストレートネックの方は、首が引っ張られるので「心地良く」はないです。
かと言って、一気に変形させるのは危険です。
少しだけ引っ張られてる感じを目指しましょう。
寝ている間にずれる方は、リボンなどを結ぶのもよいでしょう。
汚れたら洗えますし、自分の身体に合わせて変えていけるのが良い点です。
タオル枕(頚椎矯正・高反発)の作り方 【滋賀大津めぐり整体所】
タオル枕の使い方
平らな部分に頭をおいて、クルクルと丸めた部分に首がくるようにします。
首の骨が反るような形になるため、ストレートネックの矯正になります。
横寝の場合には、首のくぼみではなく耳の上部あたりの側頭部にクルクルが当たるようにします。
寝返りを打ったとき横を向いても、頭と肩の間にあるタオル枕が首の傾きを防いでくれます。
始めは短時間の使用を勧めます。
ストレートネックになっているので、長時間首をストレッチされるのは負担になります。
少しずつ使用時間を伸ばしていきます。