京都のお祭りといえば祇園祭が有名ですが、この葵祭も古式ゆかしい趣きを再現していて楽しいです。
葵祭の日程は毎年、5月15日となっています。
雨天の場合は延期になってしまうので、晴れを願いましょう。
葵祭2017年、当日の交通規制のことなどと共に紹介します。
葵祭2017の日程!雨天時はどうなる?
葵祭は賀茂別雷神社(上賀茂神社)と賀茂御祖神社(下鴨神社)の例祭で、5月15日に行われます。
源氏物語で葵の上と六条御息所が場所争いをしたことでも有名な古式ゆかしい祭りです。
5月15日が予定されていますが、雨天の場合は翌日に順延となり、
、順延するかどうかは当日の早朝に判断されます。
順延した日も
雨だと残念ながら中止となります。
2014年は雨の中での行列になりました。
当日の情報は地元のテレビやニュース、観光案内所、各神社の公式ホームページなどで確認できます。
今年も例年通りになりそうなので、そちらを紹介したいと思います。
葵祭の前儀
競馬会足汰式
5月1日13:00頃~、上賀茂神社にて
馬の優劣や組み合わせを決める儀式です。
流鏑馬神事
5月3日13:00~15:30、下鴨神社にて
下鴨神社道中の無事を祈ってお祓いをする神事です。
斎王代禊の儀
5月4日10:00~、上賀茂神社もしくは下鴨神社にて。場所は毎年交互に行われます。(2017年は上賀茂神社)
上賀茂神社 斎王代と、女人列に参加する四十人の女性が御手洗池に手を浸して身を清める儀式です。
葵祭 斎王代・女人列 御禊の儀 2014年
歩射神事
5月5日11:00~、下鴨神社にて
下鴨神社弓の弦を引き鳴らして、邪気を祓う神事が執り行われた後、
鏑矢を楼門の屋根を越えて飛ばす「屋越式」をはじめ、大きな的を射る「大的式」、
連続で矢を射る「百々手式」がそれぞれ行われます。
賀茂競馬
5月5日10:00~、上賀茂神社にて
舞楽装束をまとった騎手が馬に乗り、左右に分かれて参進。
境内の馬場で速さを競う競駈(きょうち)は、14:00頃~
御蔭祭
5月12日9:30~、下鴨神社にて
葵祭りに先駆けて、比叡山山麓の御蔭山より下鴨神社に神霊を迎える神事です。
16時頃、「切芝神事」において「東遊」の舞が奉納されます。
葵祭当日、5月15日の行列の構成
行列は、勅使代を中心にした本列、斎王代を中心にした斎王代列(女人列)で構成されます。
本列
騎馬隊の乗尻、検非違使志、検非違使尉、山城使と進みます。
手振、童、雑色、取物舎人、白丁など従者がついていきます。
賀茂両社の神前に供える御幣物を納めた櫃を担いだ御幣櫃、内蔵寮史生、馬寮使と騎馬で守ります。
その後を勅使が載った牛車が通行します。
車方、牛童、大工職などの車役が、替え牛とともに従います。
御馬は下鴨・上賀茂両社の神々にご覧に入れる馬で頭と尾には葵、柱、紙垂れをつけています。
和琴、舞人、陪従などの芸の奉納をするものが続き、内蔵使、近衛使代が当時の勅使の様式を守って進みます。
乗る馬もとても華々しいです。
牽馬、風流傘が末尾となります。
斎王代列(女人列)
花笠をさしかける命婦、女嬬に付き添われて、未婚の市民女性から選ばれるた斎王代の輿が続きます。
十二単でとても美しいです。
駒女、蔵人所陪従、葵と桂のほか桜と橘の飾られた牛車、命婦と続きます。
歴代斎王代はどんな方なのか、こちらの記事で紹介しています!
葵祭2017のコース・時間帯
10:30に京都御所をスタート!
堺町御門、丸太町通、河原町通を抜けて約一時間かけて
11:40頃、下鴨神社に到着します。
下鴨神社では社頭の義が行なわれます(観覧料初穂量5,000円下鴨神社で4月初旬より事前受付)。
13:15頃には「走馬の儀・狂言奉納」が行なわれ、そのあと
14:20頃 路頭の儀・出発、下鴨本通を通って
14:40頃 洛北高校前、北大路通、北大路橋、賀茂川堤を通って
15:30頃 上賀茂神社に到着します。
上賀茂神社では社頭の儀(観覧料初穂量5,000円 当日受付)と走馬の儀が行われます。
見るポイントを絞ると良いでしょう。
京都御所で最後まで行列を見たら下鴨神社の神事には間に合わないので、上賀茂神社に移動するのもいいと思います。
下賀茂神社1つに絞って到着、神事、出発を見送るというのも良いです。
葵祭の有料観覧席について
葵祭の有料観覧席は下記の場所に設置されます!
京都御苑(建礼門前南側)
行列通過時間は10:30頃
下鴨神社参道
行列通過時間は11:40頃
料金:1席 2,050円 (全席指定・パンフレット付)
行列を見る時間は、行列の先頭から最後までで一時間くらいになります。
当日は周辺の混雑が予想されますので、早めに着席しましょう。
京都御苑席は10:00まで、下鴨神社席は11:00までに入場することを薦められています
上賀茂神社
当日の12時から1,000円の有料観覧席が販売されます。
葵祭 有料観覧席の販売先
有料観覧席券(京都御苑と下鴨神社参道)は、毎年4月初旬頃から販売され、詳しい販売日は3月頃に判明します。
ただ販売日は確定しても、販売開始時間は販売先によりそれぞれ異なります。
・インターネット
旅の発見ティー・ゲート(要会員登録、配送料450円要)
Walker Plus チケット(発券手数料1枚あたり324円要)
・ローソン(ローソンストア100は発券不可。発券手数料1枚あたり108円要)
・セブン-イレブン、ミニストップ、サークルKサンクス(発券手数料1枚あたり108円要)
・ファミリーマート(発券手数料1枚あたり108円要。発券端末機で「葵祭」を検索)
・チケットぴあ(発券手数料1枚あたり108円要)
・JTB店頭
・近畿日本ツーリスト店頭(一部店舗を除く)
葵祭に交通規制はある?
行列の通過する時間帯に周辺道路は交通規制がされます。
また、見物客、ゆっくりと進む500人の行列ですから例年、交通規制のないところでも混雑が予想されます。
できるだけ公共交通機関を使うことをおすすめします。
京都御所:JR「京都駅」から地下鉄烏丸線「今出川駅」に下車すぐ
下鴨神社:市バス205「下鴨神社前」に下車すぐ
上賀茂神社:地下鉄烏丸線「北大路」より市バス北3「御薗口町」に下車すぐ