父の日は6月の第三日曜日。
2015年は6月20日になりますね。
プレゼントを買い忘れたという場合でも、
前日までなら花束の配送を受け付けているところもあります。
父の日に贈る花としては黄色のバラというのが多いですが、
その理由を御存知でしょうか。
今回は、カーネーションに比べてあまりにも知名度の低い、
父の日に贈る花についてご紹介します。
父の日に贈る花はバラ?その由来とは
父の日に贈る花として定番なのはバラです。
父の日の提唱者であったソノラ・スマート・ドッドが、
父親の墓前に父の好きだったバラを選び、
白いバラを供えたからとされています。
1910年の最初の祝典の際には、父を讃えるために、YMCA(キリスト教青年会)の青年が、
父が健在の者は赤いバラ、亡くなった者は白いバラを
身につけたと言われています。
母の日がすでに始まっていたので、それに習った色だと思われます。
初めは参列者が身に付けるものだったのが、
親に贈るものに変わっていったのも、カーネーションと同じ軌跡をたどっています。
~父の日にはバラの花~ TAKEオリジナルソング
バラの色で変わる花言葉
バラの花言葉には、
「愛」「幸福」「恋」「清新」などです。
色によっても違ってきます。
贈る相手は男性ですから、あまり花言葉を気にすることはないかもしれません。
しかし、選ぶ立場として、これが父にぴったりと思えるものがあったら選びたいですよね。
カードに花言葉の意味を添えて贈るのもおすすめです。
赤いバラ
~あなたを愛します・すべてをつくす・情熱・愛情・美・美しさの象徴~
ピンクのバラ
~温かい心・感謝・しとやかさ・上品・気品~
オレンジのバラ
~さわやか・すこやか・絆(きずな)・信頼・愛嬌~
黄色のバラ
~可憐・美・さわやか・あなたを恋します・献身・友情・ジェラシー・薄らぐ愛・恋に飽きた・別れよう~
白いバラ
~心からの尊敬・約束を守る・相思相愛・清純・素朴
定番の黄色は悪い意味もありますね。
でも献身など父の日にふさわしい花言葉もあります。
色合いも考えつつ、他の色のバラと組み合わせて
ご自身が込めたい花言葉をメッセージカードに添えてあげるのがよいでしょう。
黄色いバラが定着してきたのはなぜ?
日本では黄色いバラを贈ることが多いです。
日本に父の日が浸透したのは、1981年に社団法人日本メンズファッション協会を
母体とした「FDC 日本ファーザーズ・デイ委員会」が設立されて
キャンペーンをしたことがきっかけになりました。
委員会では黄色を提唱し、「父の日黄色いリボンキャンペーン」を行ないました。
なぜ黄色いリボン?というと、イギリスでは古来、
「黄色」は身を守るための色とされていたからです。
これが変化して「愛する人の無事を願うもの」となりました。
「黄色いリボン」はジョン・ウェイン主演の映画のタイトルでもあり、
西部劇でありながら死人がまったくでず、騎兵隊の日常的な様子を描いたものです。
そんなことから、仕事場という戦場で働いているお父さんにぴったりなのが黄色なのです。
この活動から、日本では黄色が父の日カラーになりました。
プレゼントに黄色いリボンを結んだり、黄色いバラが花として選ばれるようになりました。
バラ以外でおすすめの花は?
黄色という意味ではひまわりが人気です。
また、白いバラ、白いユリなども支持されています。
父親は切り花の処理が苦手ということもありますから、
鉢物やブリザーブドフラワーを贈るのも良いです。
自宅に自分で持っていける場合は、
花瓶に活けるところまでやって上げると、より喜ばれるでしょう。