日本三大祭の一つ、京都八坂神社の夏のお祭り、祇園祭。
そろそろ宿などを用意する人も出てくる頃ですよね。
日程、人気の宵山の楽しみ方などについて紹介したいと思います。
祇園祭 全体の基本情報をチェック
祇園祭は日本3大祭の一つで、
平成21年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されました。
祇園祭自体は7月1日(吉符入)から31日(疫神社夏越祭)まで1ヶ月間かけて行なわれます。
一般的には、17日(前祭・山鉾巡行と神幸祭)と24日(後祭・山鉾巡行と還幸祭)の
宵山のことが広く知られています。
宵山がどんなイベントかは後述しますね。
去年の前祭り宵山だけでも34万人、期間中は100万人を超える人が祭りを堪能しました。
開催は八坂神社周辺で行なわれます。
八坂神社は地下鉄四条駅より徒歩4分です。
是非公共交通機関で行きましょう。
他にも多彩な祭事がおこなわれます。
主なイベントをあげます。
午後5時頃から神輿を迎えるために、趣向をこらした各種の提灯をもって行列する。
午後8時頃、神輿3基のうち中御座の神輿をかつぎだして、四条大橋まで運んだのち、鴨川の水で洗い清める。
各町で巡行の山鉾が組立てられる。
長刀鉾にのる稚児が、午前11時に八坂神社へまいり五位の位をもらう。
午後4時頃から3基の神輿が氏子町内を巡行していき、四条御旅所にとどまる。
後祭の山鉾10基の組み立てが行われる。
京都花街のきれいどころの
踊、鷺舞、六斎念仏、子供神輿、衹園ばやし、稚児など
総勢千人の行列がつづきます。
八坂神社(午前10:00) →四条寺町 → 寺町御池(10:48)
→ 河原町御池 → 四条河原町(11:19) → 八坂神社(11:43)
3基の神輿が午後5時頃に四条の御旅所を出て、
氏子町内をまわり午後10時頃に神社へかえる。
四条鴨川で洗いきよめ、午後8時頃に神社へかえる。
宵山ってどんなイベント?
山鉾巡行の前夜祭ともいえるイベントです。
町を祓う山鉾巡行の前の3日間に渡り、夜は山鉾に提灯が幾十となく点火され、
衹園囃子がにぎやかに奏でられ、夜店などもでて、祭り気分を盛り上げます。
提灯で飾られた美しい山鉾や、祇園囃子で京都ならではの夏を堪能しましょう。
祇園祭・宵山
宵山の日程
2014年から後祭が復活したため、
先祭の宵山(7月14~16日)と後祭の宵山(7月21~23日)の計6日間が開催されます。
ちなみに7月16日と7月23日が宵山、その前日は宵々山、さらに前日は宵々々山となっています。
例年、宵山の日が一番にぎわいますので、少しでも混みあうのを避けたい方は
あえてその前日、前々日に行くのも良いと思います。
山鉾見学自体は昼でも出来ます。
豪華絢爛な姿を堪能するなら昼にじっくり見ておくのも楽しみです。
夜の幻想的な姿との違いが感じられるでしょう。
宵山初日は、鉾曳き初め・山舁き初めの開催最終日で、
14〜16時にはごろ各山鉾で引くことが出来ます。
綱を引くと厄除けになると言われ、この時は女性や子供も曳く事が許されます。
宵山は夜になるにつれて始まります。
各山鉾では、夜は提灯が幾十と点火されて、衹園囃子がにぎやかに奏でられる。
(15日・16日のみ四条通・烏丸通は歩行者天国)
山鉾の建てられている町内は車両通行止めとなるのですが、四条通等の歩行者天国はありません。
また、夜店の出店はない予定です。
2014祇園祭の後祭。宵山初日の山鉾を一通り回ってきた/Gion Matsuri in Kyoto
宵山の楽しみ方、見所は?歩行者天国もある?
「宵山」では、大人から子供達まで、
多くの人々が浴衣を着てそぞろ歩きをしながら祭の風情を楽しみます。
浴衣の着付けサービスなども有りますので、利用してみてはいかがでしょう。
前祭は夜店などもでて、いかにも土地に根ざしたお祭りなんだということを感じられます。
また、祇園祭では「粽(ちまき)」と呼ばれる笹で作られた厄除けのお守りがあります。
各山鉾には「疫病除け」「開運」等の異なる御利益を持った「粽」があって、
山鉾の近くで売られています。
一部の山鉾では、この粽を購入するか、
入場料を支払うことで、山鉾に登る事ができます。
「粽」の販売や値段、飾り方などの詳細については、別の記事で紹介しています。
「祇園祭 ちまきの飾り方!マンション・アパートの場合はどうする?」
各山鉾町の旧家や老舗で、屏風や美術品などのお宝が一般公開になります。
格子や扉を外し、通りから見られるように飾られるので、そぞろ歩きの際に是非見てください。
また、7月15・16日の夜は四条通・烏丸通が歩行者天国になります。
混雑はしますが、山鉾巡行への気持ちを盛り上げる期間です。