夏のボーナスの時期が近づいてきました。
新入社員の方には初めてのことですね。
民間企業の夏のボーナスの時期などについて調べてみました。
ボーナスの時期はいつごろ?
企業によってばらつきがありますが、
夏の場合は、7月初旬になります。
7月10日ごろ、または7月の第一金曜日などが多いです。
冬も、12月10日、15日、20日などばらつきがありますが、大手は12月10日がほとんどです。
民間企業の夏のボーナス 平均額ってどのくらい?
民間企業の多くは、2月ごろに行なわれる労使交渉で給料やボーナスの金額が決定されます。
組合が雇用者の窓口となります。
春闘と呼ばれるものです。
4月になっても結論が出ない場合はストライキなどが行なわれることがあります。
連合は全企業でのベースアップ2%を要求していますが、おそらく中小企業はこれに答えられえないと思われます。
各民間企業の組合は現状の賃金体制の問題点を洗い出し、給料の交渉をしますが、企業によって月額をあげることを重視するか、ボーナス額を死守するかなど違いがあります。
また、同業種で連帯する組合も多くあります。
ボーナスなんてないという企業も2つに分かれます。
IT企業などで完全に能力性をとっている所は給料に反映されたり、臨時給付などがあるところもあります。
一方、小企業では社長の一声で決まるなんてところもあり、さまざまです。
実際に社長が金策に苦労しているのを見るとボーナスくれと言いづらいですよね。
参考までに、2015年のボーナスの金額を載せます。
みずほ総研の調査ではパートタイム労働者を含む、事業所規模5人以上とすると
民間企業 363,300円、製造業 489,900円、非製造業 335,200円となります。
これを見ると安いなと思いますが、パートタイマーを含んだ金額です。
厚労省の調査では資本金10億円以上、従業員1000人以上で、
労働組合があり、妥結額を把握できた374社では
平均80万になっています。
また、ボーナスが支給された人の全体的な平均は55万前後というデータもあります。
大体1.5~2ヶ月分の給料になります。
夏のボーナス 新入社員はいくらもらえる?寸志とは?
ボーナスは過去半年の労働に対するものですから、
まだ就職して半年経過していない新入社員は対象外になることが多いです。
ただし、一部上場企業に対する調査では
寸志という形で支払うところが60%程度あります。
大手企業だと大卒で10万前後になります。
企業によっては日割り計算で出すところもあります。
高額ボーナスの企業、業種
2014年の夏の平均ボーナス年額データです。
1位は長年1位の自動車 966,479円、
2位は陸運(陸上運送) 820,887円、
3位は輸送用機器 813,329円、
4位は化学 783,425円、
5位は情報・通信 734,167円
となっています。
輸送関係は自動車の金額が引っ張りあげています。
陸運はアップ率は高くないのですが、突然ラインクインしました。
銀行も高額だという話があるのですが、
金融業という括りにすると低くなるのか、なぜかランクインしていません。
電気も震災時の対応が影響したのか、ラインクインしなくなりました。
毎年最下位となってるのは
商業で548,520円です。
2014年はかなりアップしましたが、ランク的な変動は見られません。
でももらえるだけでも良いのかもしれません。