仮想通貨リップル(XRP)が、9/20から2日間で2倍以上(36→75円)に高騰しましたね。
同日早朝には、Zaifの67億円ハッキング被害のニュースがあり、仮想通貨全体の下落ムードが強まっていました(コインチェック事件のときはその後大暴落)
しかしそんな中、リップルのみ単独で高騰して、一時的にイーサリアムの時価総額を超えられました(正確には9/18にも20%急騰しています)
筆者も2万XRP以上保有してるので、高騰の理由を厳選して考察したいと思います。
リップルが高騰した3つの理由 2018年9月20日
(※参照元画像 みんなの仮想通貨)
リップルが高騰した背景には大きく3つ挙げられます。
- リップルラボの幹部が来月頃「xRapid」実装を示唆
- リップル社の重要イベント「SWELL」開催間近
- 米国大手銀行がRippleNetに参加表明
詳細について一つずつ書きますね。
リップル高騰の理由1「xRapid(エックスラピッド)」の実装間近
通貨XRPが活用されるサービス「xRapid(エックスラピッド)」
このサービスは簡単に言うと、金融機関や決済会社がXRPを使って新興国への送金が迅速に行えるというもの。
現在多くの銀行は、XRPを使わない送金システム「xCurrent」を採用しています。
xCurrentを採用してる銀行に対し、より低コストのサービスを与えるのが「xRapid」なので、普及したらXRP通貨の流動性が高まり価格上昇につながると期待されています。
そのxRapid が来月あたりに実装されるとのこと。
これは、米CNBC(アメリカで影響力のあるニュース専門放送局)が、リップル社のSagar Sarbhai氏(アジア太平洋地域規制責任者)にインタビューした時の発言がソース元になっています。
発言を抜粋すると「今後1ヶ月くらいの間に、xRapidのプロダクションを稼働し、良いニュースを皆さんに届けられることを確信している」と言っています。
その期待感によってリップルが高騰したのではないかと各メディアで報じています。
リップル高騰の理由2「SWELL」開催間近
「SWELL」はリップル社が主催する国際カンファレンスで、10月1・2日の2日間開催予定。
Ripple社の取締役から最高執行責任者まで同社の重役が登壇。
さきほど書いたxRapid商用化の詳細が言及されることが予想され、RippleNetへの加盟銀行や新規提携先も発表される可能性があります。
他にサプライズ発表があれば価格上昇につながることもありえますが、そうでなければ下落する可能性もあります。
参考までに前回2017年の同イベント開催前は、約2週間で23円→29円程度まで上昇し、開催後に約1週間で29円→23円程度まで下落しました。
リップル高騰の理由3「PNC銀行」がRippleNetへ参加表明
米国銀行総資産順位で第9位の「PNC銀行」がRippleNetに参加することを発表。
同銀行は800万人以上の顧客を抱える大手で、総資産額は約49兆円(2018/9時点)
リップルのサービスへの潜在顧客数が増えたという解釈もできるため、価格高騰を促進したと思われます。
ちなみに日本の銀行でいうと、りそなホールディングスが総資産額約50兆円(2018/9時点)なので総資産規模が近い銀行です。
筆者も投資中のリップル
いろいろ理由を挙げましたが、筆者の個人的な予想ではリップルが適正価格に戻ってきたのかな?と思っています。
おおざっぱですが、仮想通貨全体時価総額の10分の1程度がリップルに集まるんじゃないかと。
ただリップル保有中の身ですが、もしかしたらそれに代わるすごい通貨が出てくるかもしれないので、あまり偏りのある考えは持たないように気をつけています。
東京オリンピックあたりまでに大きい価格変動がありそうですね。