春の花と言えばチューリップですよね。
可憐な姿とともに、球根から育つので比較的自分で植えるのも手軽です。
花はチューリップだけしか書けないという人も多いのではないでしょうか?
そんな身近なチューリップの花言葉を知っていますか?
色ごとに違うので色別で覚えておくと便利ですよ。
チューリップの花言葉の由来
チューリップはユリ科ユリ目の花です。
アナトリア、イランからパミール高原、ヒンドゥークシュ山脈、カザフスタンなどが原産です。
チューリップといえばオランダと思い出す人も多いと思いますが、
オランダで栽培されているものは球根の糖度がきわめて高くでん粉に富むため食用や製菓用に使われることもあります。
日本では、Tulipa gesnerianaと言う種が多く栽培されています。
和名は鬱金香で、香りがウコンのようなことから来ていますが、品種改良で良い香りのものもできています。
その姿からぼたんゆりとも呼ばれていました。
花弁の形、数、開花の状態もさまざまですが、さらに色も赤・黄・オレンジ・白・緑・紫などの物があります。
チューリップの名前はオスマン帝国でもてはやされたチューリップが
オーストリア大使によってヨーロッパに紹介された際、
誤ってチュルバン(ターバン)と伝わったことから来ていると言います。
花言葉は「博愛」「思いやり」「名声」「恋の宣言」とされています。
オランダの美しい少女のチュリーップ物語が由来です。
三人の騎士が王冠、剣、黄金を美しい少女に贈ってプロポーズしましたが、
1人を選べないために花の女神フローラに自分を花に変えてくれるように頼み、
チューリップの姿に変えたと言われています。
花が王冠を、葉が剣を、そして球根が黄金を表わすと言われています。
チューリップ 色別の花言葉
赤色のチューリップ
愛の告白、愛の宣告、西洋では真実の愛、永遠の愛、ロマンチックな愛、私を信じて
白色のチューリップ
新しい恋、失われた愛、失恋、西洋では純愛など
白いチューリップ 1月7日の誕生花【White tulip】
黄色のチューリップ
名声、正直、実らない恋、望みのない恋、西洋では明るさ、日光
紫色のチューリップ
不滅の愛、永遠の愛、私は愛に燃える、西洋では王者の気風
緑色のチューリップ
美しい瞳
桃色のチューリップ
恋する年頃・愛の芽生え・誠実な愛、西洋では優しさ思いやり、愛情、幸福など
色が斑(まだら)のチューリップ
疑惑の愛
あとがき
各色の後に西洋での花言葉も添えておきました。
チューリップ全体でも西洋では「理想の恋人」「名声」などの意味もあります。
花言葉というのは、実は複数の説があるので、説明なしだと誤解を与えることにもなります。
例えば「理想の恋人」のつもりで贈って「博愛ってつまり多くの中の1人ってことか」と思われたりということです。
メッセージを強く込めたい時は花言葉を添えるとベストです。