2月末~3月あたりから花粉の飛ぶ時期になり、花粉症の季節が到来します。
ちょうど季節の変わり目ということもあって、風邪をひくことも多くなります。
咳や鼻水などの初期症状が似ているため、花粉症なのか風邪なのか違いがとても分かりにくいです。
適切な対応をとるためにも、その違いを知りましょう。
花粉症の症状
「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」といった、風邪によく似た症状が出ます。
さらに「目のかゆみ」は花粉症独特の症状と言えます。
それぞれの症状の特徴としては、花粉症のくしゃみは回数が多く、特に連続して起こります。
鼻水は無色透明の水性でサラサラで、立っているとツーっと垂れ落ちてくる感じです。
鼻づまりは鼻をかんでもすぐにまた鼻がつまります。
風邪でも似たようなことはありますが、花粉症の方がひどく、10回かんでもスッキリしないという人もいます。
目のかゆみは付着した花粉を落とすため涙が出たり、ひどいかゆみがでます。
目をこすることから結膜や角膜を傷つけてしまうことに症状が悪化するケースがあります。
花粉症と風邪の違い
主な風邪と花粉症の症状の違いをあげます。
風邪の症状
・頭痛
・鼻水が色が濁っていて粘着性がある
・くしゃみは出ても数回で止まる
・喉に痛みがある
・発熱がある
花粉症
・目と鼻のかゆみがある
・水性のサラサラの鼻水
・鼻をかんでもスッキリしない
・くしゃみが連続して止まらない
・喉の痛みは無い
・発熱はない
などがあげられます。
花粉症なのか? 風邪かも?わからない・・・
http://youtu.be/Lp_lzLOhzL8
花粉症と風邪を見分けるには
まずは鼻水の状態を見ることです。
サラサラしているならば、花粉症の可能性が非常に高いです。
また、各種の症状が、花粉の飛散量と比例している場合も花粉症の疑いが高くなります。
ニュースなどで花粉の飛散量を報道していますのでチェックしてみましょう。
また、目のかゆみが出てきたらかなり高確率で花粉症と言えます。
ついつい掻いてしまって悪化する前に眼科や耳鼻咽喉科を受診しましょう。最近はアレルギー外来などの専門の科をおく病院も増えています。
逆に、悪寒がする、鼻水が濁っている、喉が痛いなどの症状は風邪の初期症状です。
内科を受診して、暖かくしてゆっくり身体を休めれば3日から1週間で回復します。
さいごに
花粉症になってしまったら一生のお付き合いとなります。
そのことで花粉症になったことを認めたくない気持ちになる人も多いでしょう。
逆に、花粉症の方は「毎年のことだから」と花粉症ではなく風邪の初期症状なのに、見逃して悪化させる場合があります。
早いうちにゆっくり休養を取っていれば悪化しなかったということもあります。