洋服を着用しているとどうしても発生してしまう毛玉。
今回は無料で服の毛玉を取る方法から、おすすめの毛玉取り器、毛玉予防やNG行為についてまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
服の毛玉を取る方法
ニット・セーター、コート、タイツなどいろんな生地がありますが、基本的に毛玉の取り方は同じです。
ただ毛玉ができやすい、もしくはできにくい素材・生地はあるので、それは後半で説明したいと思います。
それではさっそく毛玉の取り方を紹介します!
小さいハサミで毛玉をカット
1番服の生地を傷めず、確実に毛玉を除去できます。
気になる箇所が少ないときはこの方法でやると良いかと思います。
ただ効率的ではないので、毛玉の量が多いときはおすすめできません。
使い捨てのカミソリで毛玉を剃る
男女ともに持っていることが多い使い捨てカミソリ。
慣れればするする毛玉が取れて気持ち良いです。
ただし、刃物なのでコツをつかまないと生地に傷をつけたり、穴をあけてしまうことがあるので要注意です。
※デコボコした生地には不向きです
まず生地が真っ直ぐになるよう伸ばして、毛玉だけ剃るようにカミソリを軽く当てるのがコツです。
参考動画
「洋服の毛玉を取る方法(カミソリ編)を実践紹介してみた」
https://youtu.be/HvMHqTV9jFU
「remove pilling by razor 毛玉をカミソリでとっちゃうよ」
安定の毛玉取り器(毛玉クリーナー)
有料になりますが、広い面積でも短時間で毛玉をカットしてくれます。
値段が2000円前後のものになると、効率・安全性が重視されて簡単に毛玉がたくさん取れます。
評判が良いのはPanasonic(パナソニック)、TESCOM(テスコム)のようですね。
特に評判の良い商品は以下のものでした。
パナソニックでこのお値段は嬉しいですね!
この時点では楽天がお手頃のようですが、もう少し安いサイトもでるかもしれませんのでチェックしてみてください。
「おすすめの電動毛玉取り TESCOM KD778-H の実力」
服の毛玉取りで避けたいこと、NG事項
毛玉ができる原因は『摩擦』で、生地を傷めるのは『繊維を引っ張ること』なので、これらは避けたい行為です。
ここではやりがちなNG事項など紹介します。
手でちぎり取る
毛玉は生地とつながっているので、毛玉をちぎり取ることは生地の繊維を引っ張り寿命を縮めます。
台所用スポンジ、紙やすり
よく紹介されているスポンジ・やすりで取る方法ですが、摩擦しながらこすり取ることなので避けたほうが良いと思います。
生地によってはこすった箇所が毛羽立つこともあります
ガムテープ
これも手でちぎり取る原理と同じなので、避けたほうがよいです。
100円均一の毛玉取り器
100円均一の商品はとても良いですが、毛玉取り器に関してはコツがいったり、最悪生地に穴があいてしまうこともあるようです。
そこはメーカー品のほうが安心かと思います。
毛玉を予防するために
まず「毛玉ができやすい生地」についてですが、
天然繊維(シルク、ウール、綿など)
と
化学繊維(ポリエステル、アクリルなど)
これらの混紡品は毛玉ができやすいものとなります。
天然繊維に丈夫な化学繊維を混ぜることによって、できた毛玉が取れにくく、残ってしまう状態になります。
(天然繊維だけなら毛玉ができても取れやすいです)
また、柔らかい質感の素材やアクリル素材も毛玉ができやすいので避けた方が無難です。
「毛玉ができにくい素材」についてですが、それは綿100%のものです。
つるっとしたナイロンも、毛玉ができにくいようです。
毛玉ができにくい加工が施されたアンチピリング(抗ビル加工)といわれるものもあるそうです。
では普段気を付けるポイントです。
・洗濯時
『きつめのネットに入れてから洗う』
なぜきつめかというと、生地同士に動く余裕があると摩擦が大きくなるためです。
『洗うときは裏返す』
生地表面の刺激を避けます
『手洗いを推奨』
お気に入りや繊細な生地の服は優しく手洗いが推奨
『柔軟剤を使用する』
摩擦の原因の静電気を予防できます
また短時間洗いにすることでも毛玉の発生を軽減できます。
セーターなどでも、このポイントをおさえておくと毛玉の量が軽減されそうです。
気になるときはドライクリーニングに出すのもよいかと思います。
・普段のお手入れ
『静電気防止スプレーなどで摩擦を予防』
特に生地同士がこすれる部分や、バッグ・ベルトがこすれる部分などの摩擦が起こりやすいところを重点的にします。
『洋服ブラシで繊維の流れを整える』
ブラッシングで毛玉予防になりますが、力の入れ具合によっては摩擦・毛羽立ちの原因にもなるのでコツが必要になります。
また予防とは異なりますが、気に入ったデザインの服は思いきって2着買ってしまうのも手です。
セール品や安い洋服のときはこの方法も有効です。
お気に入りの服を見つけても、ブランドがそのシーズンだけ出している洋服ということが多いので、全く同じデザインのものが出ることは基本的にありません。
なので今後もよく着る洋服であれば、そうするのも良さそうです。