祇園祭でちまきを買いましょうなんて、旅行サイトにかいてあります。
ちまきって端午の節句で食べるんじゃないの?と思う方も居ると思いますが
厄除けのお守りです。
どこで買ってどう飾るのか、マンションなどの場合の飾り方などについて調べてみました。
祇園祭のちまきとは
ちまきと言われると端午の節句で食べる、
もち米などを笹の葉で巻いたものを思い浮かべますよね。
ちまきの漢字は粽ですから、そちらが主流であたりまえです。
祇園祭のちまきは笹の葉で作った厄除けのお守りのことです。
蘇民将来家に一泊した礼に、子孫を守るので、
目印に茅の輪をつけておいてと、言い残したことにあります。
言いつけを守った蘇民家は、
疫病の流行に一族が巻き込まれること無く、
子孫繁栄したと言われています。
茅(ちがや)という植物をまいた、茅巻=ちまきです。
京都の町を歩いていると、
玄関に笹の葉やわらを飾っている家が有りますよね。
家に厄が入らないようにというお守りで、
この祇園祭の間にしか購入できません。
現在のちまきは藁(わら)を芯にして
くま笹の葉を巻きつけ、い草で縛ってあります。
下京わくわくレポートVol.2「祇園祭2013、綾傘鉾の粽づくり編」
祇園祭 ちまきの購入方法、値段相場
場所は八坂神社や各山鉾で販売されます。
500円~1500円ほどで購入可能です。
祇園祭の宵山のときに販売されます。
その前日の宵々山、更に前日の宵々々山でも売り出されます。
売切れ次第終了となりますので、
お目当ての物がある人は早めに購入しましょう。
八坂神社のちまきは、7月中はずっと購入できます。
鉾ごとに違いが有り、
熨斗のような紙でくるまれていたり、
御幣のような飾りがついていたり、
可愛い梅や桜の花飾りがついているもの、
お守りや絵馬がおまけでついているものなど様々です。
黒主山では、笹の葉で包んだ黒糖味の生麩が食べられるちまきです。
中身は消費期限内にたべて、付いている桜の造花を、
玄関に挿せば厄除けになります。
また、ちまきを買うと山鉾に実際に乗せてもらえるところもあります。
マンションなどで飾りにくい人のためにストラップなども販売しています。
各鉾で、厄除け以外の由来もありますので、
自分の願いに合わせたものを選ぶのもたのしいですよ。
京都、歩いてます。はじまりの日...粽(ちまき)を買う
ちまきの種類や御利益の詳細についてはこちらで紹介されています。
「粽(ちまき)とは」
ちまきの正式な飾り方。マンション・アパートの場合は?
翌年の「宵山」までの1年間、職場や家の戸口の上部に飾ります。
おうちだと門または玄関の外側の、上に飾ります。
複数の出入り口がある場合いは、一番多くの人が通るところを選びます。
マンションは、玄関の外側がベストですが内側で大丈夫です。
入ってすぐの場所、目立つ所で、出来るだけ上の方に飾りましょう。
鉾の名が書かれている帯を外します。
蘇民将来子孫也と書かれた札は祈願の意味があるので外さずに飾ります。
ちまきの処分はどうすればよい?
一年間厄を祓ってくれたちまきは、
一年後に購入した各山鉾に返納するか、八坂神社に納めるのが正式です。
他にも、節分に吉田神社に納めたり、
滋賀県大津市の厄払いで有名な安養寺に納めることも出来るそうです。
遠方から観光で訪れて購入した場合は、
近所の氏神様に、納める形でもOKです。
注連縄などを、納める時に、一緒に持って行って大丈夫です。