今年もやってくる梅雨入り。
この梅雨入りのタイミングによってお仕事の予定、プライベートの日程、梅雨の対策を行う時期など変わってきますよね。
今回は気象庁の過去30年のデータから梅雨入り予想日を一覧表でまとめるのと共に、最も早くなるor遅くなる可能性のある日付や、梅雨の型・判断方法、沖縄の梅雨入りから関東などの梅雨入り時期を確認できるか、梅雨の事前準備等について記載しました。
ぜひ参考にしてみてください。
2018年 梅雨入り予想時期
気象庁が発表している過去30年の全国梅雨入り時期の平年データを一覧表でまとめてみました。(過去最も早いor遅い梅雨入りは60年以上のデータです。)
こちらを参照しておおよその梅雨入り時期を確認してみてください。
地方 | 梅雨入り予想日 | 過去最も早い梅雨入り | 過去最も遅い梅雨入り |
沖縄 | 5月9日 | 4月20日(1980年) | 6月4日(1963年) |
奄美 | 5月11日 | 4月25日(1998年) | 5月26日(2007年) |
九州南部 | 5月31日 | 5月1日 (1956年) | 6月21日(1957年) |
九州北部 | 6月5日 | 5月13日(1954年) | 6月22日(1967年) |
四国 | 6月5日 | 5月19日(1991年) | 6月21日(1967年) |
中国 ※ | 6月7日 | 5月8日(1963年) | 6月24日(1968年) |
近畿 | 6月7日 | 5月22日(2011年) | 6月25日(1958年) |
東海 | 6月8日 | 5月4日(1963年) | 6月28日(1951年) |
関東甲信 | 6月8日 | 5月6日(1963年) | 6月22日(2007年) |
北陸 | 6月12日 | 5月22日(1956年) | 6月28日(1987年) |
東北南部 | 6月12日 | 6月1日(1959年) | 6月26日(2015年) |
東北北部 | 6月14日 | 6月2日(1997年) | 7月3日(1967年) |
※山口県は中国地方に含まず、九州北部に含めています。
梅雨入り予想日の前後5日間程度を想定していただくとより可能性が高まります。
ただ過去にはとてつもなく早い、または遅い梅雨入りがあったので、参考に過去最も早いor遅い日付を記しています。
最も早い日付とor遅い日付ではどの地方も1ヶ月以上の開きがあり、最悪そのような可能性もあるということですね^^;
ちなみに北海道は梅雨がないので、北海道に在住の方はこの記事とは無縁かもしれませんね!
表を見ていただくとわかるかと思いますが、5月初旬ごろ沖縄と奄美がだんぜん早く梅雨入りして、その後は6月初旬~中旬にかけて九州南部から順番に梅雨入りしています。
ということは関東にお住まいの方がなるべく早く梅雨入りの時期を予想したい場合は、最初に梅雨入りする沖縄の時期を見れば予想できるのでは!?と筆者は思いました。
その事について次の章で説明しますね。
沖縄の梅雨入り時期がわかれば他の地域も時期を予想できる?
梅雨入り~梅雨明けにかけて、梅雨前線は南から北へ徐々に移動していきます。
なので他の地域よりも特に早く梅雨入りする沖縄の時期が、平年並みかそれよりも早めか遅めかを知ることで、約1か月後に梅雨入りする地域も平年並みかどうかなど予想できるのではないかと考えました。
結論からいうと、これは当てはまりません。
例えば1980年に沖縄は最も早い梅雨入りをしていますが、この年関東は6月8日に梅雨入りするという超平年並みでした。
また、梅雨入りが早くても梅雨明けは遅いなんてこともあります。
理由を説明すると、梅雨前線は季節全体を通しては北上していくのですが、数日単位で見るとある地域で長く停滞したり、時には徐々に南下してから一気に北上することもあったりと、気象予報士ですら予測のつきにくいものです。
ただ隣接する地方の梅雨入りのタイミングは参考になることも多いですね。
いつだったかは忘れましたが、速報で梅雨入りが発表された後、カラッと何日も晴れた年があった気がします。(記憶違いだったらすみません・・)
やはり梅雨前線の予想って難しいものなんですね。
梅雨入りの判断基準
梅雨入りは毎年気象庁が発表しますが、そもそも梅雨入りの判断基準はどういうものなのでしょうか?
梅雨入りの判断には2種類あり、梅雨入りしそうなときに事前の気象予測をもとに発表する『速報結果』と、梅雨入りの季節が終わったのちに判断する『確定結果』があります。(このような用語はありませんが、便宜上使用します。)
まず梅雨入りの『速報結果』は明確な判断基準はありません。
では気象庁はどうやって梅雨入りを発表しているのかというと、梅雨前線の影響で雨が一週間以上続くと予想され、さらに発表日の前日と当日も雨の時に梅雨入りしたとみられると発表しているようです。
気象庁も判断が難しいので、「梅雨入りしました」ではなく「梅雨入りしたとみられます」という発表をしています。
梅雨入りの『確定結果』は判断基準の詳細は記載されていませんが、梅雨が終えてから春から夏にかけての実際の天候経過を考慮して検討を行った結果になります。
梅雨の移り変わり期間というのが平均5日間ほどあるのですが、だいたいその中日を統計値として確定しています。
気象庁のホームページに載せているデータもこの『確定結果』のほうになります。
梅雨が終わったあとに「今年の梅雨っていつだったんだろう?」と思うことはあまりないですが、こういった観測データを60年以上残してくれていることで、予想が立てやすくなるんですね^^
ちなみに確定結果ですら梅雨入りの時期がはっきり特定できず、データとして日付が残っていない年もあります。
梅雨の型
梅雨は同じように見えて、実は型というものがあります。
気団の影響など様々な理由はあるのですが、ここでは梅雨の傾向に焦点をしぼって紹介したいと思います^^
陰性の梅雨
気温が低く弱い雨が降るなどのぐずついた天候が長く続く傾向の梅雨のことを言います。
北日本や東日本が陰性の梅雨になりやすいです。
陰性の梅雨は長いと8月まで続いて冷夏になる年もあります。
陽性の梅雨
気温が高く比較的晴れの日が多いのですが、降る時はザーザーと大雨が降る傾向の梅雨のことを言います。
西日本が陽性の梅雨になりやすく、ほかの地域でも梅雨の後期では陽性になりやすいです。
空梅雨
雨が例年より少なく、早期に梅雨前線が北上することなどで梅雨明けも早く訪れるものが空梅雨になります。
そういえば梅雨らしい梅雨ってあったかな?って年がありますよね。
それがこの空梅雨にあたり、筆者はこの梅雨を希望です^^
ただ梅雨は憂鬱な印象がありますが、雨音には実は脳をリラックスさせる癒しの効果もあるんです。
安眠を目的とした雨の音の動画もありますので、試してみるのもよいかもしれませんね^^
「癒しの睡眠BGM『優しい雨の音』」
https://youtu.be/1_mgwlT2uRg
梅雨入り前の準備・対策
梅雨入り前には以下の3つの事はやっておいたほうが良いでしょう!
- 防カビの掃除・除湿
- 衣替えのための洗濯
- レイングッズの準備
まず防カビの掃除ですが、洗濯するために洗濯機のメンテナンスですね。
特に乾燥機付きの洗濯機の場合は梅雨の最中でも活躍すると思うので、我が家では梅雨入り前に酵素系漂白剤などを用いて洗濯槽の掃除を行っています。
あらかじめ湿気のこもりやすい場所(クローゼット・靴入れ・食器類などの戸付き棚・シンク下etc)を把握しておいて、ホコリ除去・除菌後に除湿剤などを置いておきましょう。
衣替えで使用しない厚手の衣類や、布団・マット・カーテンなどの洗濯をすませておきます。
100円均一などで売っている圧縮袋に入れておくと、衛生面でも収納面でも安心ですね^^
ただ圧縮袋はシワができやすいこともあるので衣類は注意かもしれません!
梅雨の最中に部屋干ししなければならない洗濯物(ブラウスやシャツなどのシワになるもの、乾燥機NGの素材の衣類etc)にはやはり除湿機が有効なので、洗濯物も早く乾いて部屋の湿気対策にもなるのでおすすめです。
レイングッズは、傘やカッパ、靴の防水スプレーなどを用意しておきたいですね。
よく自転車を使う方は前カゴごと覆ってくれるカッパもあります^^
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梅雨時は靴が汚れやすいので、レインブーツを履くか、普通の靴に防水スプレーを使用しておくほうが良いでしょう。
防水スプレーは様々な素材に適用可能な「アメダス」が便利だと思います!
思わぬ出費になってしまうのですが、今後雨の日にも使えて、靴を買い替えること等を考えたら先行投資しておくのも悪くないかもしれません^^