7月の一ヶ月間を掛けて行なわれる京都祇園祭でも
山鉾巡行はクライマックスです。
その日程や楽しみ方について、ご紹介します。
山鉾巡行とは
八坂神社の神輿を街に迎えるため、山鉾が巡行して邪気を払うことが目的です。
「山」や「鉾」と呼ばれる山車は「動く美術館」と呼ばれるほど豪華なものです。
2014年から、17日のみ行われていた山鉾巡行が、
17日と24日の2日間に分けて行われるようになりました。
17日の山鉾巡行を「前祭(さきまつり)」
24日の山鉾巡行を「後祭(あとまつり)」
と呼ばれています。
もともと山鉾巡行は2度行われていました。
49年ぶりに後祭が復活しました。
山鉾が、1基増えて「33基」になりました。
こちらのサイトで山鉾全33基の詳細が
紹介されてましたのでご参考ください。
「山鉾一覧」
1基増えたのは「蛤御門の変」で焼失していた「大船鉾」が、再建されたためです。
同じく船の形をした船鉾を「出陣の船鉾」
大船鉾を「凱旋の船鉾」と呼びます。
前祭の山鉾巡行ルートの日程・時間
7月17日午前9時 四条烏丸を出発します。
23基の山鉾が連なって巡行します。
先ほど紹介したサイトに前祭でどの山鉾が巡行するかも
記載されています。
綾傘鉾と四条傘鉾は前祭の巡行中に
「棒振り踊り」が披露されるので楽しみですね!
四条烏丸 (午前9:00)
↓
四条河原町(9:45)
↓
河原町御池 (10:30)
↓
新町御池(11:35)
くじ改めは東河院通を横断したあとです。
先頭から最後までみて約1時間30分かかります。
雨天決行です。
2013京都祇園祭 山鉾巡行 綾傘鉾
後祭の山鉾巡行ルートの日程・時間
7月24日午前9時30分 烏丸御池を出発。
10基の山鉾が連なります。
こちらも先ほどのサイトにどの10基が巡行するのか紹介されています。
烏丸御池 (午前9:30)
↓
河原町御池(10:05)
↓
四条河原町(10:40)
↓
四条烏丸(11:22)
くじ改めは、寺町御池あたりで実施されます。
後祭巡行は花傘巡行とあわせて約1時間かかります。
こちらも雨天決行ですが、
花傘巡行は雨の様子によって中止になる場合もあります。
山鉾巡行 大船鉾の辻回し 京都祇園祭2014 後祭
山鉾巡行を楽しむために
山鉾巡行のハイライトは、
「くじ改め」と「注連縄切り(しめなわきり)」です。
くじ改めは、山鉾巡行の順番がくじ取り式で決まった順番に
なっているかを確認する儀式で、京都市長が奉行役となり、
各山鉾町の町行司が文箱のくじ札を差し出して確認します。
注連縄切りは、長刀鉾稚児が四条麩屋町に建てられる斎竹(いみだけ)に
張られた注連縄を太刀で切り落とし、結界を解き放つ儀式です。
そこから先が神域となり、山鉾が巡行していきます。
そして、交差点で山鉾を90度回転させる「辻まわし」にも注目しましょう。
車輪の下に竹を敷き詰め水を打ち、かけ声とともに引き回します。
すごい迫力ですよ。
混雑を避けてゆっくり楽しみたいなら
有料観覧席のチケットを取ることをおすすめします。
設置場所:御池通の寺町通~新町通の間
午前10時30分頃(寺町御池)~11時30分頃(新町御池)に山鉾巡行の先頭が通過します。
※後祭の有料観覧席
設置場所:御池通の寺町通~河原町通の間(京都市役所前)
午前10時頃に山鉾巡行の先頭が通過します。
6月に発売が予定されています。
3,180円(全席指定・パンフレット付き)となっています。
先頭予定時刻の30分前までに入場したほうがよいでしょう!