他の人の貯金額ってなかなか聞きづらいですよね?
もし教えてくれたとしてもどうやって貯めたかなんて具体的には聞きにくいと思います。
今回は20代の貯金平均額から、会社員の方もフリーターの方も20代のうちから貯金額を増やす方法や考え方を書いていきたいと思います。
20代の貯金に関するデータまとめ
この章では20代の貯金に関してよくある一般的な情報をまとめてみました
20代の貯金平均額
年収300万円以上500万円未満の20代貯金平均額:205万円
まあまあ貯金してるように見えますが、そもそも貯金してるかどうかの割合はどうなってるんでしょうか。
20代が貯金をしてる割合
貯金がある年収300万円以上500万円未満:75%
実に半分以上が貯金なしということですね。
ではこの記事のテーマでもある貯金1000万円以上ある20代の割合はどうでしょうか
20代で貯金1000万円以上ある人の割合
20代の50人に1人くらいは1000万円を持ってるということですね。
富女子会といって1000万円貯金することを目標とした若年層女性のコミュニティもあるそうです。
なかなか社会に慣れなくてストレス解消にお金を使ってしまいそうですが、起業などしたくなったときにやはり貯金があると助かるので、今から貯金するクセをつけてみましょう。
貯金で大事な鉄則の式
この式の収入をいかに増やすか、支出をどう効果的に減らすかを突き詰めて考えると貯金額が増えることになります。
シンプルな式ですがとても大事です。
またここでは「お金」と同じくらい「時間」にも価値をおいて話を進めてます。
なぜかというと短縮された時間は、次の収入を生んだり支出を減らすことに時間を充てられるのでやっぱり価値があるんですね。
のちほど時間の大事さについて語ってますが面倒だったらかっ飛ばしてOKです笑
費用対効果・時間対効果を意識して効率的な行動に
何か行動をおこすときにはたいてい費用対効果・時間対効果に当てはめられます。
これらを意識すると一つ一つの行動に対してメリットデメリットがくっきり浮かんできます。
ここでいうメリットは、シンプルに「収入」「時間短縮」に効率良くつながることになります。
まず費用対効果はよく「コスパ最高!」って言われるものですね。
『流行りのスマートスピーカーを5000円で買ったら毎日の時間短縮につながった』
『自己投資で50000円かけて資格を取ったら副業で高時給の仕事を受けられるようになった』等々
もっとあると思いますが、出費額に対して大きいメリットがあったので費用対効果ありという考え方です。
時間対効果は造語になりますが、費やした時間に対して見返りが大きかったら時間対効果がいいということになります。
ざっくりですが先ほど挙げた例で時間対効果を考えてみます。
どのスマートスピーカーにするか悩む時間、Amazonでポチる時間、スマートスピーカーを設置する時間など費やした時間を全部で60分と考えます。
スマートスピーカーを使用することで短縮される時間が1日5分と考えると、1ヵ月150分、1年で1825分(30.4時間)、5年で9125分(152時間)になります(一般的に家電製品は5年はもつはずです)
「収入-支出」に似てますが「9125分(短縮時間)-60分(費やした時間)」で9065分の時短が見込めて、これを5000円で購入したことになります。
もちろん選んだ商品によってはもっと短縮されるかもしれないので、より効果の高いスマートスピーカーを選ぶことも大切ですね。
『資格』を取ることによる時間対効果も考えてみます。
何の資格を取るかでだいぶ話が変わってきますが、ここでは国家資格でもある「ファイナンシャルプランニング技能検定」(以下FP検定)を例に考えてみます。
FP検定の説明を簡単にすると、ファイナンシャルプランナー(FP)という個人や企業に対してお金のアドバイスをする職業があるのですが、その技能を図る試験がFP検定になります。
たいていのFPがこの資格を持っていて、1~3級まであり2級までは取った方がいいと言われています。
その2級の合格率は35%前後と比較的取りやすい国家資格です。
2級の資格取得を目指した場合、年3回試験実施されるので長くても1年以内に合格できそうです。
1年の勉強で取得できたら、その後どのくらいこの資格は威力を発揮してくれるのでしょうか?
スマートスピーカーなら統計データから5年は効果を発揮するだろうと目星がつきますが、資格の場合は難しいところです。
この資格は銀行、証券会社、保険会社の事務・営業職などに歓迎されるようです。
独立で行う場合は、自分で事務所をもち個人の方から相談料をいただくという形になります。
就職先が金融会社の場合は多少年収が高く、公的金融機関(年金事務所等)の場合は年収低めですが安定してるので、公的機関への採用率が何%か上がると思うと見返りが大きそうです。
またFPになると自分自身の資産設計ができるようになるので一生使える知識にもなります。
なのでこれは時間対効果の高い資格だと言えると思います(実際人気がありますからね)
説明してて思いましたが良い資格ですね笑 取ってみたいな~
時間について
興味ない方は飛ばしてください(´ω`)
20代のときは意識しづらいですが、なんでもタイムリミットがあります。
例えば日本人の平均寿命は約85歳ですが、健康寿命となると約75歳に下がります。
健康寿命は75歳でも、今の体力・気力・若さを維持したまま全力で何かに取り組めるのはあと何年かなあと考えるとタイムリミットが切り下がっていくのがわかると思います。
もちろん体力や見た目の若さは努力次第で延長できますが、それは貯金ができてから費用対効果の高いジムに通ったり理美容商品を手にしても遅くはないと思います。
どうせ1000万円貯金するなら20代のうちにできたほうが嬉しいですよね。
なので時間を意識して貯金にいそしむのが近道だと思います。
ちなみに経営分野では (遅)人→物→お金→情報(速) の順番で移動に時間がかかると言われています。
人ではなく物、物ではなく情報の移動を優先すると効率的かつ時間短縮につながる行動になるかもしれません。
収入を増やす方法について
収入のポイントはざっくり以下の3つに絞られます。
この3つをブラッシュアップすれば収入が増えます。
➁副業による収入
➂資産運用(投資など)
➀のお給料はサラリーマンやフリーターがもらう固定給・アルバイト代ですね。
これは突然出世でもしない限り増やすことは容易じゃありません。
なので収入を増やす伸びしろがあるのは➁、➂になります。
➁については、厚生労働省も副業・兼業の普及を推進しています。
自分に合った副業を選ぶことで収入を増やす伸びしろがかなりあります。
時には本業を上回るくらいの収入を得て、脱サラする方もいるくらいです。
時間対効果の高い副業を選ぶことが大事なので、どんな副業があるか検索してみてください(いずれこのブログでも取り上げると思います)
➂は簡単にいうと「銀行で眠ってるお金にも働いてもらおう」という感じです。
なぜかというと貯金をそのまま「お金」として銀行に預けておくことは、同等の価値を保つか価値が目減りしていくことが考えられるからです。
1円が1円未満の価値になる可能性があるということですね。
今はまだ値上げのニュースをちらほら耳にする程度ですが、内閣府は毎年の物価上昇率2%を目指して動いています。
物価が上がると100円で買えるつもりが102円出さないといけないということが毎年起こります。
これは今持ってる100円の価値が来年には約2%目減りしてることになります。
計画通り進めば景気が良くなって所得は増えるかもしれませんが、銀行に預けてある『お金』の価値は毎年約2%目減りすることになります。
まあずっと2%上昇はないでしょうし、銀行の金利も無視してるので極端な話ですけどね。
そのため貯金のテーマと少し矛盾するかもしれませんが、貯金額を『お金』ではなく別の『資産』に変えておくことが価値の保全や上昇につながります。
資産運用(投資)というと手を出しづらいかもしれませんが決してギャンブルではありません。
比較的安全な資産運用によく挙げられるのは国債・社債(国・会社がつぶれない限り元本保証される投資)や、運用をプロに任せる投資信託などがあります。
リスクをきちんと理解して活用すれば、しばらく動かす予定のなかったお金が利益を生む可能性があります(もちろん100%ではありません)
また株式投資でいえば、これから成長していくかもしれない会社を綿密に分析することが可能です。
その会社に応援の意味も込めて投資すると、もし業績が良くなっていけば投資した人にも利益として還元されます。
投資できる会社は約4000銘柄あるので条件に合う会社は出てくるかと思います。
あとクロス取引と言って、七百円前後の手数料でそれ以上の額の株主優待券などがもらえる方法もあります^^
ただ株式は20代の方には古めかしく感じたり、爆益感もなくてあまり人気がなさそうですね。。
いま紹介した投資には「NISA(ニーサ)」といって利益が非課税になる制度も設けられています。
そのくらい国も皆に投資してほしいということですかね?
大原則として余剰資金で運用するのがルールです。
なので収入-支出をどんどんブラッシュアップして、余剰資金を着々と増やしていきましょう!
単身者の方か家庭を持ってる方かでも投資に充てる比率は変わってきますね。
支出を減らす方法について
支出を減らすには大きい固定費から減らすのが一番効果的です!
マンガでも敵に囲まれたら一番強い敵から倒すシーンがありませんか?
支出のときも同じで細かい出費を見直すのは後回しです。
支出の項目をざっくり絞ると以下に該当します。
➁浪費系の支出
➂自己投資、資産運用投資
➀の消費系固定費はかなり見直す価値があります。
消費系固定費で常にランキング上位に来るのは
・住居費
・食費
・通信費(携帯電話・インターネットプロバイダ等)
・水道光熱費
があります。
まず1番費用のかかる住居費は見直したいところですが、引越し準備や賃貸更新のタイミングなどもありなかなか難しかったりもありますよね。
これも時間対効果・費用対効果を考えて、それに見合うほど節約になるのならぜひ改善してみてください。
例えば引越し準備に1ヵ月くらいかかり費用が20万円かかるとして、家賃が毎月2万円安くなるなら新しい住居に2年住めば 2万円×24ヵ月-20万円=28万円が約1ヵ月の働きで削減できたことになります(長く住むほど節約額は大きくなります)
あと物件探しでは家賃が削減できそうなポイントを押さえます。
物が多くて余分に広い家に住んでる方は、実家に物を置いてもらったり、プロが荷物を保管してくれる「サマリーポケット」というサービスもあります。
住宅スペース確保で家賃が高くなるよりもサマリーポケットの方が月々節約になったりします。
駅から遠いのも1.2万の自転車を買えば解決できそうですね(駐輪代で新しい固定費ができますが・・)
食費はあまりケチケチすると健康面に支障が出て医療費がかさんだり、副業の効率も下がったりするので過度な節約はやめた方がいいと思います。
ただ同じ飲食代を払うにしてもやっぱりお安く買えればいいですよね。
例えばイオンだと20日・30日に5%引きになる感謝デーがあり、株主優待カードを持ってればさらに買い物額の数%が戻ってきます。
イオンクレジットカードの使用で毎週日曜が5%引きという店舗もあります。
スーパーによくある割引制度を完全に把握しておけばお得ですね。
時間対効果を考えたらネットスーパーでまとめ買いするのも良いと思います。
一定額以上買うと送料無料ですし、必需品の水もAmazonより安いですよ。
通信費(携帯電話・インターネットプロバイダ等)は削減のしがいがあります。
まず携帯電話を3大キャリア(docomo,au,softbank)で契約してる方は格安SIMに乗り換えることでだいぶ支出が減ります。
楽天モバイルは筆者も使用してますが、毎月の支払いに楽天ポイントが使えるので楽天カードを持ってる方にはおすすめですよ。
通信速度が遅いと思ったこともありません。
インターネット回線を引いてる方は回線会社を変えることで月額が安くなったり、新しい回線会社を新規契約すると数万円キャッシュバック!みたいなキャンペーンが頻繁に行われています。
こういったキャンペーンや会社ごとの比較は「価格.com」というサイトで掲載されてるので活用してみてください(ここより高いキャッシュバック額はほとんどありません)
余談ですが筆者は某回線会社に解約の電話をいれたら「1年間月額を25%オフにするので継続しませんか?」と言われたのでキッパリ断ったら「半額にします」と言われて継続しました。
見事に捕食されました笑
光熱費は電力会社が選べるようになったので、これも価格ドットコムで比較して安いところを選ぶと良いと思います。
こう考えると価格ドットコムって万能ですね。
➁の浪費系支出は必ずしも必要でなかった支出のことですね。
この内容は人によりますが過度にかかる 娯楽費、理美容費、間食代 などが入ると思います。
娯楽費はアプリの課金があるなら無課金派になるとか、何か部品等を必要とする趣味ならフリマサイト等で中古で購入することで支出削減になると思います。
あとこの際資産の勉強を趣味にしたら、費用もあまりかからず貯金上手になるので一石二鳥かもしれません。
理美容費はカラーリングだけ市販のものにしてみたり、男性だと慣れれば自分で散髪してる方もいますね。
間食代は仕事帰りに毎日お菓子を買っていれば月々結構かかると思います。
健康のためにも控えてみましょう。
あと番外編として交際費、交遊費がかなりかさむ方もいらっしゃいます。
20代の貴重な時期なので恋人や友人との交流は大事だと思いますが、今後のことを考えて相手にも少し理解してもらいつつ支出をおさえていくようにしたほうがいいかもしれませんね。
➂の自己投資、資産運用投資は収入につながる支出となるので良いと思います。
ただ自己投資するときもなるべく自分の将来像に最短でつながる投資先を選べるようにしたいですね。
いまはネットに経験談がたくさん載ってるので一番効率のいい投資先を熟考してみるのが良いと思います。
資産運用投資は収入編で話しましたが、リスクをちゃんと計算に入れた上で運用すれば有意義な支出になるのでおすすめです。
まずは本やインターネットで勉強してみると知らなかった制度や仕組みがたくさん出てくると思います。
ドラゴン桜の作者が描いた「インベスターZ」という投資マンガもありますね。
今はお金の形も変わりつつあってキャッシュレス化が進んだり仮想通貨が出てきたりしてますが、お金という概念そのものはなくならないはずなので、20代のうちに勉強したことが一生役立つと思えばかなり時間対効果は高いと言えます。
ちなみにレバレッジをかけたFXはギャンブル性が高くおすすめできません。
将来性を考えた仮想通貨の方が投資先としてはまだ良いかもしれません。
クレジットカードは一括払いが絶対お得というわけでもない?
月額の支払いをクレジットカードで払ってる方も多いと思います。
利用額ごとにポイントがついてきて便利ですよね。
一括払い以外利用しない方はご存知ないかもですが大体のカードに「リボ払い」という機能があります。
ざっくり説明すると一括ではなく毎月一定額ずつだけ払う機能です(分割払いに少し似てますかね?)
このリボ払いは手数料がかかるので普通に使えば損になります。
ただ所有してるカードによっては「後からリボ払い」(一括を後でリボ払いに変更すること)でポイントがもらえるキャンペーンが実施されています。
筆者も所有してる楽天カードはわりと毎月やっている印象です、Yahoo!カードも実施してるみたいですね。
例えば10000円以上リボ払いにすると1000ポイントもらえるというキャンペーンなら、大体のリボ払いが年利15~18%の手数料がかかるので、2か月でリボ払いを終えれば手数料よりもポイントの方が多くもらえることになります。
ただし注意点があります。
このリボ払いはいわゆる借金のようなものなので、今後新しいクレジットカードを作るときや住宅ローンを利用したいとき等に審査が通りにくくなったりします。
特に一括払いでもリボ払いでも支払延滞が発生した人にはかなり厳しいようです。
もう少し詳しく言うとクレジットカードを利用している人の支払い状況などが全部登録される信用情報機関というのがあるのですが、そこの「信用情報」に全て記録が残ってるので審査時に良く思われないということです。
なので今後金融関係の審査を受ける予定の方は、十分に吟味してからリボ払い等を利用するか決めていくことが大事ですね。