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もりそばとざるそばの違い!せいろそば・かけそばとは違う?

いまいち違いのわかりにくい「もりそば」と「ざるそば」。

そばの上に海苔(のり)が散らしてあるかどうかだけで値段が100円・200円変わるのでしょうか?

今回はもりそばとざるそば、また「せいろそば」とは何かなどについてまとめてみました。

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もりそばとざるそば 名前の違い。せいろそばとは?

もりそばとざるそばのそれぞれの名前の由来から書きたいと思います!

もりそば

その昔は、山のように盛ることから「盛り蕎麦」という名前がつきました。

お皿に盛られた冷たいそばをつけツユにつけて食べるというそばの原型的な食べ方です。

江戸時代後期には、そばを盛る器として「セイロ」が登場して以降、もりそば=セイロの器が主流となりました。

ざるそば

ざるに盛ったそばであることから「ざる蕎麦」という名前がつきました。

こちらも冷たいそばです。

もともと、そばを盛り付ける器の違いからきた言葉でした。


入っている器がざるだから「ざるそば」だったんですね。

じゃあもりそばの方は器がせいろだから「せいろそば」なのかな?って思いますが、本当に「せいろそば」という名前で出している所もたくさんあります。

そば自体は同じものなので、実は「せいろそば」=「もりそば」だと思ってよかったんですね^^

もりそばとざるそば 見た目やツユの違い

ざるそばの方が値段が少し高いですよね。

パッと見でわかる違いはざるそばの方に海苔がついてることなのですが、それ以外にも何点か違いがあるといわれています。

ざるそばのそばつゆには『御前がえし』という少しみりんが多い甘めのかえしが使われることがあるそうです。

『かえし』というのは醤油やみりんを合わせたもので、この『かえし』にダシを加えるとそばつゆになります。

また一説には「ざるそば」には一番ダシをつかい、「もりそば」には二番ダシをつかったという説があり、「ざるそば」は上質なそば粉だったとする話まであります。

ダシにしてもかえしにしても、「ざるそば」の方がやや高級であったことがうかがえます。

どちらにしても海苔の存在はそこまで値段を左右するものではないようです。

この海苔ですが、いつ頃からざるそばに乗せるようになったのか定かではありませんが、明治以降であるのは確かだといわれています。

「夏そば」「秋そば」など美味しい新そばの時期をはずした、風味のすぐれない時期の味をフォローするために、海苔の香りで補ったという説があります。

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もりそばとざるそばの違い まとめ

もりそばとざるそばの違いを簡単にまとめたいと思います!

・ざるそばには海苔が散らしてある

・そばを盛っているが、ざるかそうでないか

・ざるそばの方が、そばつゆの「かえし」にみりんが多く含まれている

・ざるそばには一番ダシ・やや高級なそば粉が使われ、もりそばには二番ダシが使われたという説がある

以上がもりそばとざるそばの違いになりますが、現在は伝統こだわりのあるお店だけがこれらの違いを持っていると言われています。

お店側も作業効率などを考えて、器もツユも統一してしまっている店舗が多いようです。

そうなると実質的な違いは、一番上の海苔が散らしてある事だけになりますね。

複雑な気持ちですが、お店の回転率など考えるとしかたないかもしれませんね^^;

混同しやすい蕎麦料理の種類 〇〇そば

もりそば・ざるそば・せいろそばとお話してきましたが、他にどんな蕎麦料理の種類があるのでしょうか?

なんとなく混同しがちな種類を紹介したいと思います!

かけそば

特に具材はなく熱いツユをかけたそばが「かけそば」です。

盛りそばなどと違い、ツユも麺も1つの器に納まっています。

このスタイルが便利がられたことから人気が出て広まりました。

ただ行儀の良い食べ方ではないという意見も少なからずあったようです。


ぶっかけそば

「かけそば」が熱いツユをかけるのに対し、「ぶっかけそば」は冷たいツユをかける食べ方になります。

こちらもツユと麺が1つの器に納まっています。

もともと「ぶっかけそば」という名称しかなかったのですが、いつからか熱いツユと冷たいツユのそばを区別するために「かけそば」という名称が生まれました。

つけそば

いわゆる「つけ麺」と同じスタイルで、麺が蕎麦だった場合は「つけそば」といいます。

盛りそば・ざる蕎麦・せいろ蕎麦も、このつけそばに分類されます。

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